行動できない人が行動するための8つの方法を考えてみた
「やりたいことがある!」「やらなきゃいけないことがある!」
にも関わらず、なかなか行動できないというかたは多いと思います。私もそうです。そんな自分がほとほといやになるときもあります。
しかし、行動しないとなにも始まらないんですよねえ~。
わかっちゃいるけど、なかなか動けないとき、どうすれば行動できるかを私なりに調べ考えてみました。
◆行動できない理由
まずひとが行動できない理由はなんなのか?
思いつくものを挙げてみました。
・目の前の誘惑に負けてしまう
・やり方がわからない
・「いつでもできる」「時間はまだある」と思っている
・なんとなくやる気が起きない
・できる自信がない
・失敗するのが恐い
こんなもんでしょうか。
まず何が理由で行動できないのか、というのを自分と向き合ってつきとめるというのは大事だと思いますし、それがクリアーされれば行動できるはずです。
それぞれの理由に対する解決法を考えてみました。
◆解決法
1、目の前の誘惑に負けてしまうひとは
「やったらどんな良いことがあるのか、やらなければどんなまずい事が起こるのかを明確にする」
自分にはやるべきことがある!でも「TV見たい」「ネットしたい」「ゲームしたい」「遊びに行きたい」など目の前の誘惑に負けそうな時は、その自分がやるべきことをやったらどんな良いことがあるのか、やらなければどんなまずい事が起こるのかを今一度明確に意識する必要があります。
単純な例としては「勉強する→試験に合格する→自分のやりたい仕事につける→明るい未来」「誘惑に負けて勉強しない→試験に不合格→自分のやりたい仕事に就けない→暗い未来」という風に。いまやるべきことが自分の未来を決めると考えれば、いま目の前にある誘惑はそれを犠牲にしてまでやるべき事ではないと思えるのではないでしょうか。
2、やり方がわからないひとは
「方法を調べて、やるべきことを明確にする」
やりたい!やらなきゃ!という気持ちはあっても、何をどうしたらいいか?やり方がわからない!という場合。
これはひとまず行動するのは置いといてやりかたを調べるしかありません。方法は本やネット、人に聞くなどなんでも良いのですが、行動できない人はできる限り具体的に調べた方がいいです。
頭の中で「なんとなくわかった」という状態で行動にうつしても、新たにわからない事が出てきてつまずくと、そのまま何もできなくなってやめてしまう可能性は高いと思います。
それよりも、まず目標達成までの具体的な段取り・スケジュールをたて、それを頭の中で思うだけでなく、紙に書き出すなど形にします。あとは余計なことは考えず、そのスケジュール通り機械的にこなしていくという方法がいいと思います。
最初にしっかりと道筋を決めておき、あとは黙々と歩けば目的地にたどりつけるという状態をつくっておくというわけです。
3、「いつでもできる」「時間はまだある」と思っているひとは
「過去を振り返る」
「いつでもできる」「時間はまだある」、だから今はしない、ということも結構多いと思います。
しかし、大抵の人はこれまでそのような考えで行動を先延ばしにした結果、失敗した経験のひとつやふたつあるのではないでしょうか。
「いつでもできる」と思っていつまでもやらなかったりとか、時間ギリギリに始めて予想外のトラブルが起こり結局時間に間に合わなかったとか。
そういった経験を思い返すと、先延ばしするというのはいかに危険かとわかるのではないでしょうか。いまできることはいまやっておくべきなのです。
4、なんとなくやる気が起きないひとは
「ごほうびを設定する」
どうにもやる気が起こらないときは、やったあとの楽しみを設けるのも良い方法です。
例えば「これが終わったら焼肉食べに行く」とかですね。その楽しみのために頑張れるというわけです。
自分の中の設定ですので、やらなくても焼肉を食べることはできるのですが、達成せずに食べる焼肉より達成後に食べる焼肉のほうが気兼ねなく楽しめそうですね。
あと似たような方法で「これを時間内にできたら今日の夕食はお寿司、できなければおにぎり」など、ごほうびと罰則を設けてゲームのように楽しみながらやるのもひとつの手です。ひとによってはこっちのほうが向いてるかもしれません。
5、なんとなくやる気が起きないひとは
「すぐやめるつもりで少しだけやってみる」
これもどうにもやる気が起きない場合などに試してほしいのが、とりあえずすぐやめるつもりで少しだけやってみるという方法です。
例えば、どうしても勉強する気が起きないときに「5分だけやってやめよう」と思って開始するとかです。
「行動できないひと」というのは、「始められないひと」というのが多いので、一度始めてしまうと意外と何時間もできたり、最後までやりきってしまうパターンも多いです。
だから「たった5分だけなら」みたいに自分をだまして、とにかく始めてしまうというのはかなり有効です。
どうしても気が乗らなければ本当に5分でやめてもいいですし、その場合、また時間をおいて「5分だけ」やるといいと思います。
6、できる自信がないひとは
「完璧にやろうとしない」
できる自信がない、失敗が恐くて行動できないひとは、完璧にやろうとし過ぎている事が多いように思います。
しかし、世の中、完璧でないといけないことというのはほとんど無いですし、全てにおいて完璧にすることなど無理です。
例えば、野球で打率3割というのは好打者ですが、数字としては「10回のうち3回ヒットを打っただけ」なので完璧とはほど遠い、むしろ半分以上は打ててないことになります。それでも十分なのです。これを「どうせ半分以上打てないんだから」と言って、打席に入るのを拒否するバッターがいたら、かなりおかしなひとです。
それに初めから100点満点をとれる人なんてなかなかいません。いま100点満点を取っている人だってはじめは20点30点というところから始まって、それがだんだん50点60点……と上がっていって、いま100点に到達したひとが多いはずです。
「いきなり100点なんて無理、最初は20点で普通」というふうに考えて気軽に動き出せば良いと思います。
7、失敗が怖いひとは
「失敗するとどうなるか考える」
失敗が恐くて行動できないという方は、失敗するといったいどうなるというのか?という事を考えてみてください。
失敗すると「命を失う」とか「全財産を失う」というのであれば、さすがに慎重に対処しなくてはなりませんが、普段、私たちが行動できなくて困っているという事柄でそこまでのリスクを伴う選択というのは滅多にあるものではないでしょう、いや、それどころかほとんどリスクの無い事柄も多いはずです。
失敗してもせいぜい「自分のプライドが傷つく」とか「他の人に笑われて恥ずかしい」ぐらいの事柄が結構多いのではないでしょうか?
そういった事を重視するかたもいらっしゃいますが、実際のところは取るに足らない事だと思いますし、そんな事にビビってやりたいこともできないという事であれば、とてももったいないですし、そのほうが恥ずかしいことのように思います。
8、それでも行動できないひとは
「やることを他人に宣言する」
どうしても行動できない場合は、まわりのひとの前で「私は○○をやる!」という風に宣言してしまうという方法があります。
ほかのひとに言ってしまった以上やるしかないと自分を追い詰めるわけです。さらに「もしできなければボウズにする」とか「みんなにごはんをごちそうする」とか罰則を設けてさらに追い詰めるのもアリです。
この方法の良いところはほかにもあって、ほかのひとに告げることによって
「がんばれよ!」
と応援してくれるひとが出てきて、すごい励みになったり
「それならこんな方法があるよ」
とか
「それならこんないいひとを知ってるから紹介するよ」
とか助けてくれるひとが出てきて、自分一人では到底できなかったことまでできる場合があります。
なかなか人に宣言するのは「恥ずかしい」とか「プレッシャーがある」とかでためらいがちですが、じつは目標達成のためには非常に良い方法と言えるでしょう。
◆自分に当てはめると……
行動できない理由と解決方法を本やネットを見ながらいろいろまとめてみました。
これらを私自身に照らし合わせて考えると、私が行動できない一番大きな理由はやはり「できないことや失敗を恐れている」ということかなあ、と思いました。じゃあ、失敗すると私自身どんな損があるというのだろう?と考えた結果……特になにもないし、失うものもないなと思いました。しいて言うなら「失敗すること」自体を恐れていたのだと。実体のない影のようなものを恐れていたということかもしれません。そう考えるとちょっと意味わかんないというかバカバカしくなりますね。
そういった潜在的な理由からか、いままでどうしても行動するのが億劫なところがあったのですが、そういった時、上記5の「5分やってやめるつもりで始める」をやってみるとかなり効きましたね。「失敗するかも」等の不安は行動前に生じるもので、一度始めてしまえば、かなり感じなくなるものです。この方法はおすすめですね。
あと、私の場合、自分がやりたいことをひとには言わない傾向がありました。たぶんこれも自分のプライドを守るためでしょうか。失敗しても自分の中だけで処理できるっていうすごい楽な方法なんですよねえ。ちょっとつまずいたらすぐ投げ出してそしらぬ顔ができるという。でも私のように意志の弱い人間にはこの方法はダメかな、と思いました。ほかのひととの関わりもあって、ある程度プレッシャーもある状況に追い込まないと目標を達成するのは難しいかなと感じました。
今後はこれらのことを念頭に行動していきたいと考えました。
◆行動しないとなにも始まらない
結局、冒頭に言ったことに戻ります。
どれほど素晴らしいアイデアを思いついても、どれほどすごい才能を持っていたとしても、行動にうつさなければなにも無いのといっしょです。
私もそれなりに長い間生きてきましたが、世の中、自分からアクションを起こさない限り、びっくりするくらい何も起こらないもんだなあ~、と感じます。
自分は何もしなくても、誰かが進むべき道を教えてくれたり、素晴らしい場所へ連れていってくれるということはまずありません。
自分で行動していくしかないのです。
そして人間いつまでも生きられる訳ではないですし、やりたい事ができる時間は限られています。
「そのうちやろう」とか「時期が来たらやろう」と言いながら行動にうつさず、年老いて結局できないまま一生を終える、いまわの際で涙を流すなどということになっては目も当てられません。
やりたいこと、やるべきことがある人は今すぐぜひ行動にうつすべき!
と今回改めてそう思いました。