秋の味覚「サンマ」の栄養・食べ方について
秋なので秋の味覚について調べてみました。
秋の味覚と言えば様々ありますが、「秋の味覚ランキング」などではダントツ1位はさんまのようです。
確かに私もさんま大好きですねえ~、
このさんま、美味しいだけでなく栄養もかなり豊富とのこと。
ただ、食べ方によっては結構栄養の吸収が違ってくるらしいんで、今回はさんまの栄養と食べ方について調べてみました。
◆さんまの栄養
さんまといえば旬の時期にはたっぷり脂がのって美味しいですが、脂だけに
「太るんじゃねえの?」
と思うかたもいらっしゃるかもしれません。
なにそれ?と言われると……ま、要するに「体にいい脂」です。
EPAは血液や血管の健康に作用し、中性脂肪を下げたり、血栓ができるのを防いだりして、動脈硬化の予防や改善に効果的とされます。
DHAは脳や神経に作用し、「頭がよくなる」などと言われていますが、まだ未解明な部分も多いようです。
さんまはこれらEPAやDHAを豊富に含んでいますので、1尾食べれば1日分のEPAとDHAが十分補えるそうです。
それ以外の栄養ももりだくさん。
血合いには造血作用のあるビタミンB12が豊富。鉄分と合わせて貧血の予防・改善になります。
アミノ酸のタウリンも多く、心臓や肝臓の機能を高める効果が期待できます。
また「わた(内臓)」は苦くて食べられないかたも多いみたいですが、ビタミンAやDがたっぷり含まれているので残さず食べたほうがいいですね。私もはじめはこの「わた」が苦手で残してたんですが、食べ慣れてくるとクセになりますよね~、いまは「わた」を食べないと物足りないなあ、って思ってしまいます。
◆効率の良いさんまの食べ方
そしてこれらの栄養をできるだけ無駄なくとるため、いくつか食べ方にも注意点があります。
〇皮を残さず食べる
EPAやDHAは皮の下に特に多いので、皮は取り除かずに食べましょう。
〇強火で一気に焼き上げる
時間をかけて焼くと良質の脂がどんどん落ちてしまうので、焼くときは強火で一気に。
〇刺身を食べる
青魚全般言えることですが、焼いたり調理するとどうしても脂が外へ流れてしまいますので、栄養を丸ごと取るには刺身が一番。さんまの場合、刺身はあまり一般的ではありませんし、私もそんなに食べるわけではないですが、新鮮なさんまの刺身は美味い!たまには刺身で食べる機会も作りたいものです。
〇大根おろしとは相性最高
さんまの相棒と言えば大根おろしですが、この両者の相性は最高のようです。
大根おろしには
・焼き魚の焦げ部分に発生する発がん物質を分解する酵素(アミラーゼ)が含まれています。
・さんまの脂による胃もたれを防いでくれる消化酵素(ジアスターゼ)も含まれています。
・不飽和脂肪酸は酸化しやすいという欠点があり、酸化すると活性酸素を作り細胞を傷つけますが、大根おろしのビタミンCは酸化を防いでくれます。
そんな感じでさんまの欠点をことごとく大根おろしがカバーしてくれています。
ただ、ひとつ注意点としては、ジアスターゼやビタミンCは空気に触れると酸化しやすいので大根おろしはなるべく食べる寸前にすりおろしたほうが良いということです。
そんなわけで、さんまは味・栄養ともに優れたまさに「秋の味覚の王様」!
ただ、カロリーはそれなりに高いので食べ過ぎには注意です。。